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1999年11月24日
師茂樹(東洋大学大学院)
本レポートは、漢字文献情報処理研究会(JAET)の掲示板における議論を元に、 筆者(師茂樹)がまとめたものである。 ご教示いただいた同研究会の二階堂善弘氏、千田大介氏、山崎直樹氏、野村英登氏、梅田雅子氏、稻垣淳央氏に感謝申し上げる。
中国語にも、日本語の振り仮名のように、注音符号やピンイン字母を漢字の上または右に振る表記法がある(下図参照)。
発音を表記する場合、基本的には1文字に1表記が対応する。
ただし、「那兒」のように接尾辞がついて発音が変化する場合、ピンインでは基本的に、
nà + ér = nàr
のように発音表記も変化する。したがって、ルビ付きの単語を途中で分割できない場合がある。注音符号の場合、
ㄋㄚˋㄦˊ
のように、変化を反映しないため、一字ごとに分割しても問題が生じない(図2の「玩兒 wánr」参照)。
大陸版・台湾版の Office2000 には、日本語版同様、自動ルビ振り機能が実装されている (Windows2000β上では、日本語版でも注音・ピンインのルビ振りが可能)。
下にあげる図1~3の資料は野村英登氏に、図4~5については山崎直樹氏に提供していただいた。記して感謝申し上げる。
図(1): 新譯古文觀止(革新版), 三民書局, 1997, p.467

図(2): 實用視聽華語 I, 國立臺灣師範大學國語教學中心, 1997, p.189

図(3): 實用國語會話(二), 國立臺灣師範大學國語教學中心, 1988, p.267

図(4): 九年義務教育六年制小学教科書 語文 第四冊
(編著:人民教育出版社小学語文室、出版:人民教育出版社、1995年4月第2版 1999年1月第4次印刷)、第17課、p.147

図(5): 前掲、九年義務教育六年制小学教科書 語文 第四冊、第13課、p.109
